内観とは? 【現役スピリチュアルカウンセラーが教える一番簡単な方法】
この記事では『内観の効果、やり方』について知りたいと思っている方に向けて、現役スピリチュアルカウンセラーの私REIKOの経験から、やることで得られる効果、やり方のコツやポイントをなるべく分かりやすくお伝えします。
🔷 目 次
❶ ‥‥ 内観をする意味
❷ ‥‥ 内観のやり方① ー 初級編
❸ ‥‥『感情』をヒントに潜在意識の思い込みに気付くことの大切さ
❹ ‥‥ まとめ
🔶内観をする意味
『内観』とは、自分自身の事を客観的に見て、無意識の自分に気付くためのもの、本来の自分に近付くためのもの。と私は考えています。
私自身、やり始めの頃はなかなかうまく出来ませんでした。今思えば、客観的に見るということが下手だったと思います。
そんな私でもコツを掴むことで楽に出来るようになりましたし、見るべきポイントも分かるようになりました。
昔の私は嫌なことがあると、あの人はどうしてああなんだろう?とグルグル考え、思考過多でした。そこを必死で理解しようとしたり、受け入れようとして苦しくなったり、自分さえ我慢すれば丸く収まると自己犠牲ばかりしたり‥‥軸がずれていました。今の自分から言わせれば、まずやる事は自分を理解し受け入れる事です。自分自身を深く理解し受け入れられてくると、自然と人の事も理解出来、そこに多くの時間を使わなくなります。
そのため当然、人との関わりが楽になっていきます。
かつての私は、人と関わることが本当に苦手でした。人が集まる場所を避け、気の合う人とだけ静かに過ごしたいと思っていました。けれど今は、新たな出会いも嬉しいし、人との関わりがとても楽しいです。
私の中で今は当たり前になっている事ですが、改めてこのように文章で表現すると‥。私随分変わったなと思ったりします。
変わった点としては‥
自分は自分、人は人という線引きが出来て、自分の良さも醜さも受け入れられた事で、人の良さもフラットに認められるようになっている事が大きいと思います。
人と比べて落ち込んだり、劣等感を感じたり、逆に自分が優位であることに拘ったり、執着するということがなくなり、自分は自分で素晴らしい、そして全ての人がそれぞれの素晴らしい世界を生きている、素晴らしい経験をしているという感覚です。
この感覚になれたことで幸せを感じることが多くなり、自分が自分に認められている愛されているという事が自信になっていて、生きていくということが楽になってきたと感じます。
私がこの状態になるためにやってきたことは内観以外にもありますが、内観をすることはとても大きかったと感じています。
私が内観を深くやるようになったきっかけは、結婚生活を自分なりに見つめるようになったことです。合わせて自分の半生を振り返るという事をした事で、様々な気付きがあり離婚へと至りました。
その後『より自分自身の事をしっかりと知りたい、理解したい』という想いが高まり、内観を深めると共に様々な学びへと進んでいきました。
私自身、自分を知り理解し受け入れるということを深めることで本来の自分に戻ってきたと言う感覚が強いので、人生を自分らしいものにしていくために内観をすることはとても有効と考えています。
🔶内観のやり方① ー 初級編
一口に『内観』と言っても様々なやり方があります。
今回は、私が色々とやった中で、内観に慣れていない方でもやりやすいものをご紹介します。
それは、『日記』です。
なんだ、日記なんか書いているよ。と思われた方もいるかもしれませんが、内観として使うには少しコツが必要です。
『日記から内観するコツ』
❶ 日記には感じた事を書く
🔸1日を振り返って、些細な出来事であっても自分の心がイラっとしたこと、なんだかモヤっとしたこと、とっても嬉しい気持ちになったなど、ご自身の心が動いた事について書き残す
💡POINT💡 気持ちを素直に正直に書く!良いも悪いもない!
❷ 書いたものを数日後に読み返す
🔸感情は入れず人の書いたものを読むように俯瞰して読む
なんでそう感じたんだろう?と想像を巡らせてみる
💡POINT💡慣れてきたら、今の自分がその時の自分に対して「どうして嫌だった?」「なんで?」「何が?」などと問い掛けてみる
ここが内観になります。
過去の傷や恐れが関連しているものほど深く見ていくことは難しいです。なぜなら、『痛み』『苦しみ』を感じやすいから。なので、慣れないうちは苦しくなりにくいものから進めていくことをお勧めします。
「なんで?」「どうして?」と深掘りを進めていくと‥‥『あーこれだったのか!』とストンと落ちるものに出会います。これが腑に落ちたということです。
自分が感情として反応していたものの理由が分かった瞬間です。
💡POINT💡ここで出てきたものをジャッジしたり否定したりせず、そのまま受け入れてください。どんな自分も、自分が認め受け入れることで深い部分の本当の自分が安心します。
ここまでやれると、このことに関しては今までのような感情の反応をしなくなります。もしかしたら、直後は反応するかもしれませんが、それは長年やってきた『癖』なので、「また癖が出ちゃった」と切り離していけばいずれ反応しなくなります。
この工程に慣れてくると、日を置かなくても出来るようになります。
こんなことで?!と思われるかもしれませんが、意識の自分(顕在意識)と無意識の自分(潜在意識)を統合していくことに繋がりやすくなります。
なぜかと言うと、私達の『感情』というのは意識せずに勝手に出てくるもの。つまり無意識です。無意識ということは、潜在意識と連動しているのです。
🔶感情をヒントに潜在意識の思い込みに気付くことの大切さ
ここで、知っている方も多いかと思いますが、顕在意識と潜在意識についてお話しします。
顕在意識:潜在意識 = 5%未満:95% 以上 と影響力に大きな差があります。
私たちが意識出来ない潜在意識の方が遥かに強いのです。
潜在意識に既にある多くの『思い込み』『トラウマ』などは『感情』という形で反応するのです。
それが触れられたくない過去の傷だったり、トラウマのようなことだったりすると、自分でも信じられないような激しい感情的な反応をしてしまうこともあります。
これは自分の意識(顕在意識)ではそんなこと(感情的な反応)はしたくなくても、潜在意識の方が強いので勝手にそのような表現となってしまうのです。
私達は普段は潜在意識に何があるかは分かりません。
けれど、『感情』という形では日々外に現れていて、これがヒントになっているのです。
感情は瞬間瞬間、流れていってしまうものなので注目しなければその場限りです。けれど、そこをきちんと捉えていくと『自分』というものが少しずつ見えてきます。
そして、『気付き』を重ねていく事で潜在意識にあった負の思い込みやトラウマが外れていき、心がざわざわすることが少なくなってゆき楽になります。
✳️例えば‥
⚫︎いつも同じような場面で心がざわつく
⚫︎こういう人を見るとなぜだか無性にイラついてしまう
⚫︎こういうことを言う人にすごく腹が立つ など
これらの事は、実はこのような感情にさせる人が悪いわけではないのです。反応する『原因』をあなたの潜在意識の中に持っている現れなのです。
日本人は特に、ほとんどの人が幼い頃から感情的なのは良くない事として刷り込まれているので、自然と感情を出しにくくなっている方が多いと思いますが、
感情は外に向けてではなく、自分自身で認識することが大事です。
感情を出さない、感じない状態が長くなったり酷くなると、本当に自分の感情を認識出来なくなる事があります。
極端な例ですが、かつて私は自分を無にして本来の自分から遠ざかっていた時期がありました。その状態を続けた結果、表面的にはにこやかにしていましたが、無感情、食べ物の味を全く感じないという状態になり動けなくなりました。これは鬱の初期症状だったようです。
その後、自分を無にしている原因を取り除き、食べ物の味は2ヶ月程で戻りましたが、感情が分かりずらいという状態は続き、特に『怒りの感情』に関しては振り返ると5年以上も分からないまま生活していました。そのため久しぶりに怒りの感情が湧いてきた時は、怒っているのになんか嬉しいという、ちょっとよくわからない感じになっていました。
私の『怒り』おかえりー!という感じでした😁
このことからも『感情』は無視してはいけない本当に大事なものだという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。
🔶まとめ
今回は『日記』を書くことで得られる内観の効果、方法など、今まで内観をやったことのない方や内観について知りたい方に向けて、私なりに実体験を含め書かせて頂きました。
今までなんとなく日記を書いていた方は、『感情』の大切さや『潜在意識』というものを意識して取り組まれると、今までより内観効果を得られやすいのではないかと思います。
ピンときた方は生活に取り入れていただけましたら幸いです。
まだまだ一部ですので、また続編を書かせて頂きたいと思います。
長文を最後まで読んで頂きありがとうございました☺️